令和7年2月7日(金)、JICA(独立行政法人国際協力機構)の研修で派遣された研修員に向けたセミナーを行いました。
今回の研修の参加者の皆様は、投資促進やビジネス環境整備を担う公的機関、特に投資促進機関、投資省/庁、開発省、計画省、産業省、工業省、国レベルの商工会議所などで3年以上の実務経験を持つ方たち。参加対象国は、9か国(スーダン、ケニア、リベリア、ソマリア、タンザニア、ジンバブエ、モザンビーク、ルワンダ、南スーダン)と幅広い国からご参加いただきました。

まず、当センターのディレクターの南川氏から、京都のビジネス環境などについてご講演いただきました。
京都という土地の特徴や、それに伴うビジネス環境の発展についてお話いただきました。

続いて、JETRO京都の所長の村上氏から、京都のスタートアップビザ等の支援制度のご紹介や、ジェトロのサービス内容など、京都の充実したビジネス環境についてお話いただきました。

続いて、研修員一人ひとりが業務や生活の中で現在抱える課題や疑問などを、南川氏・村上氏と対談方式で質疑応答を行いました。
京都の伝統工芸品など特殊な商材の売り伸ばしや、政治的観点の違いからみるビジネス環境の違い・対処法、またトランプ政権の今後の余波に至るまで、活発に意見の飛び交う時間となりました。

最後に、代表の方より講師に向けての感謝の言葉もいただき、
終始、充実した非常に有意義な時間となりました。

また、午後からは西陣織会館へ移動し、館長や関係者による西陣織の歴史や技術について説明を受けていただきました。
特に、蚕からシルクを作ることに驚いておられたり、西陣織の繊細な織物の柄に感激されており、京都の伝統産業についてより理解を深めていただきました。


当日は京都に大寒波が来ていたこともあり、アフリカでは滅多に見ることのない「雪」を見られて、喜んでおられました♫